月刊 『海外子女教育』 2008年4月号
 BOOKS ダイジェスト



小松優美著『13歳のアメリカ滞在記』 
 
  本書はアメリカの現地校に突然1年間通うことになった中1の女の子が
つづった日記である。冒頭の成田での旅立ちや登校初日の様子などから、
ことばが通じない学校に投げ込まれた子どもの等身大の不安が伝わって
くる。毎日欠かさずに日記をつけた著者は「そうすることによって、日々
自分を励まし次の日に向かっていたのかもしれません」とまえがきで語って
いる。そうして10年が過ぎ、「自分の中で宝としてしまってきたこの日記が、
誰かを励ませたら」と出版に踏み切った。
  さて、じつはこの本、せっかく1冊の本としてこれから世に出ようという
ときに発行元の出版社が倒産してしまった。その後著者は、自費出版し
た図書を買い取るという二重の負担を強いられながらも、現在は何とか
インターネットのホームページから購入できるようにしている。著者の父親
が窓口。国内であれば送料は無料とのこと。本誌編集部では、現地での
生活をつづったこの貴重な日記が埋もれたままになるのは忍びないと
判断し、本欄にて紹介することにした。



【お断り】
 御好意あふれる紹介をいただきました雑誌『海外子女教育』編集部に厚く御礼申し上げます。
 御紹介いただいた時点では、文中のように著者の父親より送料無料で直販させていただく方法を
とっていましたが、個人間ではご購入者側にお支払い手続きの上でご不安とご面倒を(送金手数料も)
おかけすることがわかりましたので 2008年4月11日より、アマゾン・マーケットプレイスから販売させて
いただくことになりました。アマゾン所定の配送料が加算されることになりますが、お支払い手続きは
格段に安全かつ簡単になりましたので、ご理解お願い申し上げます。(著者・父)



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