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年輪石(ねんりんせき)
(年輪石とは、年輪模様を刻んだ自然石をいいます。学問上の正式な分類ではなく、形状による分類で、趣味の一ジャンルです。)
「和」の趣を漂わせる年輪石 二つ。
手前:「波紋」または「小宇宙」(16g):小さいながらも、壮大な宇宙の形状を刻む年輪。宇宙の誕生(ビッグバン)は、この石から始まった?
奥:「時の階段」(440g)人生どんなにがんばっても、この年輪の一つの中に収まってしまう。人間の尊大など たかが知れたもの。自然こそ偉大な存在です。
「波紋」または「小宇宙」
「リング」(年輪石としてはぎりぎり合格のレベルですが、白い輪郭線の入った小石。
指先に乗る小ささです。見様によっては、まさにハート型の指輪。)
「いんげん豆」(丸みを帯びたおいしそうな?年輪石)
「はまぐり」
「乱」(形は乱れていますが、年輪はくっきり。模様も形も、という石はめったにありません)
「緑の地層」 丸いと見事な年輪になるのですが。これではただの石の標本^^;)
「紫の年輪」 丸みを帯びて色も形も美しい一品
「銀河系宇宙」 写真では立体感に欠けますが、半球状(底面は全く平ら)。リング状の銀河と周りに点在する星星。自然の造形美に驚かされます。
「白い年輪」 (青い地に白い帯状の年輪、底面は赤色!) 底面が赤いのはこの石ならではのサプライズ!
「Vサイン」 青みがかった棒状の地にかかる小豆色の美しい帯。立てれば、思わず拝みたくなる見事なVサインになります。
「地層の鍵穴」 反りとむくりの美しい形状、水平の層理も美しい一品です。
「時の階段」 理想的な年輪石
「地球の大気圏」 ちょっと歪んでいますが、ほぼ球状で、かなりの重量級。でも、重さも美しさも、やはり本物の地球にはかなわない。
「グランドキャニオン」
赤茶けた台地の下に異なる地層(層理)が累々と重なる形状は、まさにグランドキャニオン的風景。
「グランドキャニオン」の背側を真横から。手のひら大の小さな石の中に、地震によってできた断層がはっきりと見られる。
太古の地殻変動の歴史をとどめる奇跡の年輪石。地球の科学的標本ともいうべき 文字通りの奇石です。
「ギアナ高地」
赤茶けた台地から白い滝が、垂直に切り立つ断崖へと一気に流れ落ちる(左)。まさに南米ギアナ高地のテーブルマウンテンを
彷彿(ほうふつ)とさせる年輪石。断崖に帯状に刻まれた見事な地層(層理)は、地球の悠久の歴史を感じさせる。
「緑山」
風格ある堂々の年輪石。緑がかった色、独立峰を思わせる形状、まさに自然の芸術。台座はこれも堂々の屋久杉です。
(「緑山」を寝かせてみました。)
石の年輪、木の年輪。いったい どれだけの時の流れを刻んだことでしょう。
人生に刻まれる喜びや悲しみも、いつしかこんな年輪になるのでしょうか。
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京都 知恩院
友禅苑にある年輪石
小松教授個室
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